2018年12月24日月曜日

第42回まちカフェ【バーチャル京都から見る三条通の景観変遷】

「バーチャル京都から見る三条通の景観変遷」
日時:平成31年1月14日(月・祝)10:30-12:00(受付開始10:00)
場所:京都文化博物館3階 フィルムシアター
講師:矢野桂司氏(立命館大学文学部教授)
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古地図、古写真などをデジタル化し、三条通の景観変遷について紹介していただきます。


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☆三条のまちづくりに関するご意見を、是非お寄せください。 >ご意見フォームへ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2018年11月23日金曜日

まちカフェ:京都の景観保全施策の進化・発展と三条通りの近代建築群の保存・活用


次回のまちカフェは、
昭和52年から京都市の都市計画局において、先駆的に風致や景観に取り組んでおられた
苅谷勇雅氏をお迎えして、
京都の景観施策と三条通の近代建築について等、語って頂きます。

■■■■第41回 京の三条 まちカフェ■■■■

===京都の景観保全施策の進化・発展と
        三条通りの近代建築群の保存・活用===

■講師 苅谷勇雅氏(日本イコモス国内委員会副委員長、小山高専名誉教授)

  進化・発展が著しい京都の景観保全施策を評価する中で、
  三条通りの近代建築の保存と活用を考えたい。
  また、京都を中心とする全国的な歴史まちづくりの動向、
  文化財保護法改正の効果と課題等についても検討する。

講師プロフィール:1948年岐阜県生まれ。京都大学工学部建築学科、
 同大学院博士課程単位取得退学。工学博士、一級建築士
 京都市役所都市計画局勤務後、1995年文化庁建造物課主任文化財調査官となる。
 同建造物課長、参事官、文化財鑑査官を経て、2009年退職。
 同年国立小山工業高等専門学校校長となり、2014年退職。
 現在、日本イコモス国内委員会副委員長、小山高専名誉教授
 著書に『京都ー古都の近代と景観保存』(至文堂, 2005)、
 共編著に『日本の町並み』(山川出版社, 2016) 等。


■日時  12月16日(日)10時開場 10時15分~12時15分

■場所  京都文化博物館別館 2階会議室
      (旧日本銀行京都支店 三条通高倉角)

■主催:京都歴史文化施設クラスター実行委員会・京の三条まちづくり協議会
 (平成30年度文化庁地域の美術館・歴史博物館を中核としたクラスター形成事業)

■参加方法:申し込み不要・参加費無料

■お問合せ/075-221-3955(西村吉象堂内)



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2018年10月27日土曜日

【近代建築WEEK2018】


【近代建築WEEK2018】
  11月3日(土)~11日(日)
ぜひ、この期間に三条通にお越しください。
楽しいイベントがいろいろあります!!!

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【近代建築WEEK2018】
「三条通の近代洋風建築群 -建築をまちに開く-」

三条通には明治から昭和初期に建てられた近代洋風建築が集積しています。
この度、『近代建築WEEK』と名付け、これらの魅力的な建築群を、
学び、楽しむ9日間のイベントを開催します。
どなたでもご参加いただけますので、
歴史都市京都の一側面としての近代洋風建築の魅力再発見にお越しください。


・開催期間:11月3日(土)~11月11日(日)
・参加:無料


 1.シンポジウム:三条通の近代洋風建築群-建築をまちに開く-(11月6日)

2.ガイドツアー:-1.三条の近代洋風建築見て歩き(11月3日)  
         -2.近代洋風建築をスマホでカッコよく撮る!(11月11日)

3. スタンプラリー:スマホで三条スタンプラリー(11月3日~11日)

(各詳細は下記及び、添付のチラシをご覧ください。)

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■1.シンポジウム
昨今、世界的に『まちの資源』としての建築の活用が広まっています。
建築がまちに開かれ、市民が自分のものとして『まちを楽しむ』、
『まちを遊ぶ』という現象が現れています。
では、『建築をまちに開く』とは、一体どういうことなのでしょうか?
今回のシンポジウムでは、先駆的な取り組みを行っておられる大阪と広島の事例を紹介いただきます。
その上で、三条通の近代洋風建築がまちに開いていくということはどういうことなのか、
またその可能性を探ります。

・日時:11月6日(火)17:00 受付開始/17:30開始/20:00終了
・会場:京都文化博物館 別館ホール(辰野金吾設計/1906年竣工)
・参加:無料・要申込(定員:150名)
 申込先:http://www.bunpaku.or.jp/class/other/

プログラム:
 ◆話題提供
   1.『イケフェス大阪を準備した北船場のまちづくりをめぐって』高岡伸一氏
   2.『広島での建築公開の取り組みについて』福馬晶子氏
 ◆パネルディスカッション:
   ・コーディネーター
     笠原 一人氏(京都工芸繊維大学助教)
   ・パネリスト
     高岡伸一 氏(イケフェス事務局長、近畿大学准教授)
     福馬晶子 氏(アーキウォーク広島メンバー)
     村野正景(京都文化博物館学芸員)
     西村祐一(京の三条まちづくり協議会事務局長)

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■2.ガイドツアー

◆1 三条の近代洋風建築見て歩き
  三条通に残る近代洋風建築の見どころを、専門家がご案内します。
  時代背景とデザインの特徴、設計者の人物像、保存方法の特色、
  地域まちづくり、まちなみ景観等についての簡単なレクチャーのあと、
  実際に一つ一つの建築を見て回ります。

 ・開催日:11月3 日(土)
   午前の部 9:15 受付開始 9:30開始 12:00終了
   午後の部 13:15 受付開始 13:30 開始 16:00 終了
 ・参加:無料・要申込
 ・定員:各20名(申込み先着順)
 ・集合・事前レクチャー:ウイングス京都・会議室2(東洞院通六角下る)

 ・お申込方法:
   下記事項を記載の上、Eメールでお申込みください。
   参加の可否を事務局より返信させていただきます。
  メールタイトル:【近代建築ツアー申込】
  記載事項: ①午前or 午後の希望 ②お名前 ③電話番号
  申込先:京の三条まちづくり協議会事務局 kyo.sanjo.street@gmail.com

◆2 近代洋風建築をスマホでカッコよく撮る!
  建築って、なかなかカッコよく写真に納まらないですよね。
  このツアーでは、写真/ 建築の専門家からレクチャーを受け、
  いつも持っているスマートフォンを使って、三条通の建築を撮影します。
  最後には各自お気に入りの1 枚を共有し合いましょう!

 ・開催日:11月11日(日)
   午前の部 9:15 受付開始  9:30 開始 12:00 終了
   午後の部 13:15 受付開始 13:30 開始 16:00 終了
 ・参加:無料・要申込
 ・定員:各10名(申込み先着順)
 ・集合・事前レクチャー:ウイングス京都・会議室1(東洞院通六角下る)

 ・お申込方法
   下記事項を記載の上、Eメールでお申込みください。
   参加の可否を事務局より返信させていただきます。
  メールタイトル:【スマホ撮影ツアー申込】
  記載事項: ①午前or 午後の希望 ②お名前 ③電話番号
  申込先:京の三条まちづくり協議会事務局 kyo.sanjo.street@gmail.com

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■3.スマホで三条スタンプラリー

 スマホアプリを使ったスタンプラリーに参加して、三条通のものしり博士になろう!
 スマホをお持ちの方なら、どなたでも参加できるスタンプラリーです。
 三条通の新町通から寺町通の間にある全11か所をクリアされた方には、参加賞に加え、

 三条通の各店舗、施設から提供いただいたステキな賞品を抽選で差し上げます。
 開催期間:2018 年11 月3 日(土)~11日(日)(5日のみ受付・抽選ができません)
 参加方法:ご自身のスマートホンに「こことろ」アプリをダウンロード・登録し、
      地図情報に従って三条通を巡り、表示される11ポイントをクリア。
      受付で賞品をゲット!
 受付場所:京都文化博物館別館前デッキテラス特設テント(10:00~17:00)

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主催:京都歴史文化施設クラスター実行委員会
   京の三条まちづくり協議会
   NPO法人京都景観フォーラム
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2018年10月23日火曜日

【近代建築WEEK2018・博学社連携シンポジウム5】 三条通の近代洋風建築群-建築をまちに開く-

 昨今、世界的に『まちの資源』としての建築の活用が広まっています。建築がまちに開かれ、市民が自分のものとして『まちを楽しむ』、『まちを遊ぶ』という現象が現れています。では、『建築をまちに開く』とは、一体どういうことなのでしょうか?今回のシンポジウムでは、先駆的な取り組みを行っておられる大阪と広島の事例を紹介いただきます。その上で、三条通の近代洋風建築がまちに開いていくということはどういうことなのか、またその可能性を探ります。
日時:2018年11月6日(火)17:00 受付開始/17:30開始/20:00終了
会場:京都文化博物館 別館ホール(辰野金吾設計/1906年竣工)
参加:無料・要申込
申込先:http://www.bunpaku.or.jp/class/other/
プログラム:
●話題提供
1.『イケフェス大阪を準備した北船場のまちづくりをめぐって』高岡伸一氏
2.『広島での建築公開の取り組みについて』福馬晶子氏
パネルディスカッション:
●コーディネーター
笠原 一人氏(京都工芸繊維大学助教)
●パネリスト
高岡伸一 氏(イケフェス事務局長、近畿大学准教授)
福馬晶子 氏(アーキウォーク広島メンバー)
村野正景(京都文化博物館学芸員)
西村祐一(京の三条まちづくり協議会事務局長)
定  員:150名(先着順)

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2018年8月7日火曜日

8月11日(土)まちカフェ『神輿渡御と三若神輿会』



今年の祇園祭は、全国でいろんな災害があったり、
歴史的な猛暑の中で、なんとか無事に終わりました。
そもそも、祇園祭は全国の泰平を祈って始まりました。
祇園祭の主役である八坂神社のお神輿や御渡について、
中御座のき手である三若会の近藤会長にお話を伺います。


===第40回 京の三条 まちカフェ===
  日時:8月11日(土)13:00~14:30
  場所:京都文化博物館別館 2階講義室
     (旧日本銀行京都支店・三条通高倉角)
  参加:無料




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☆三条のまちづくりに関するご意見を、是非お寄せください。
>ご意見フォームへ
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2018年7月18日水曜日

7月23日(火)日和神楽をお迎え

京の三条まちづくり協議会では、

長谷川松寿堂さん(三条高倉西入ル北側)の前で、

大船鉾、南観音山、北観音山の日和神楽をお迎えします。

(今年は、復活準備中の鷹山も来られるとか・・・)

だいたいの時間は20時半頃からです。

一緒にお迎えしませんか?



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2018年7月10日火曜日

7月24日(火) 三条通お神輿まつり



  
   ■日時  7月24日(火)午後7時から
   ■場所  京都文化博物館別館前(三条通高倉角)


後祭の24日の夜の還幸祭では、四条御旅所を出られた3基のお神輿が、
三条通を通って八坂神社に戻られます。

みんなでお神輿をお迎えしましょう。
こどもたちには、無料で花火を配ります。数に限りがあるので、
無くなったらみんなで分け合って楽しみましょう。

丹波八坂太鼓の奉納演奏があります。
八坂神社の御分社である京丹波町の尾長野八坂神社に伝わる
丹波八坂太鼓の演奏でお神輿をお迎えします。

※お神輿がお通りになるのは8時半ごろの予定ですが、
 諸事情により前後することもあります。

2018年5月29日火曜日

平成30年度通常総会 「総会議案」&「議事録」

 去る平成30年5月27日に開催いたしました、平成30年度通常総会の議案と議事録です。

















 

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2018年4月28日土曜日

「平成30年度定期総会」のお知らせ



平成3052
関係各位
平成30年度定期総会のお知らせ
京の三条まちづくり協議会 会長 森本浩行
 
 「京の三条まちづくり協議会」は、文化的にも産業的にも豊かな歴史と伝統を有する三条通において、京都市が指定した『三条通界わい景観整備地区』にある寺町通りから新町通までの弁慶石町・中之町・桝屋町・菱屋町・梅忠町・御倉町・衣棚町の7つの町内会で構成されており、これらの町内に居住、もしくは職務する私たち自身が当事者として、建物やまちなみ等の通りの良好な景観・環境形成を図り、併せて暮らしやすい生活環境を整え、地域の産業および文化の向上に寄与することを目的としています。
 昨年度もこれらの目的を達するために、「お神輿祭り」や「まちカフェ」、「お餅つき大会」など定例行事の他に、京都文化博物館との連携事業により、三条を特徴づける近代建築物の「まち歩きツアー」ならびに博学社連携シンポジウム4「三条通の近代洋風建築群」を開催いたしました。
また、この三条通の良いところを守り、より良い方向へ進むことを願い、京都市地域景観づくり協議会の申請をいたしましたところ、6月に認定を受け、「景観まちづくり委員会」を設立し、活動を開始することができました。三条通で建築等を計画されている方は、事前に意見交換会開催申請書をご提出いただくこととなります。意見交換会は、建築主(事業主)さんに三条を理解していただくとともに、地域の景観づくりを一緒に進めていくためのきっかけとなることを目的としています。このような取り組みが評価され、1015日の京都市自治記念式典にて、「未来の京都まちづくり推進」部門において表彰をしていただきました。
さらに、電線地中化・無電柱化にも取り組んでいるところです。「電線地中化・無電柱化推進委員会」を設置し、各ご町内、各マンション様より推薦していただいた各1名の推進委員のみなさまと運営委員で活動しています。現在、電線地中化・無電柱化の実現へ向けて、京都市ならびに関西電力様と協議を続けており、その実現へ向けて、共に地上機器の具体的な設置箇所を検討しているところです。実現の際には、道路や街灯なども含め、トータルに道を考えていく必要があります。
このように、当協議会は設立以来、歩車共存道路や街灯などをはじめ、よりよい通りとする活動を続けてまいりました。「京都景観賞」優秀賞受賞や「未来の京都まちづくり推進」部門表彰など、これまでの活動を踏まえ、さらによりよいまちなみの形成を目指し、先人が残してくれた重厚な資産を未来へ繋げていければと考えています。
これからも、今までに暮らしの環境と商いの賑わいを共存させてきた知恵を繋ぎ、培われてきた文化の薫りを大切にする「品のあるまちづくり」に裏付けされた景観まちづくりをすすめ、世界の範となる京都のシンボルストリートを目指します。そして現在は、地域の力が試される時代です。さまざまな御意見の上に、私たちとしてどうするのかという、地域のことを当事者として「自分ごと」と捉え、よりよい地域を目指す熱意と行動が必要とされています。そのためには、皆様方のご支援とご協力が必要です。ご町内にお住まいの方をはじめ、三条に関わっておられる全てのみなさまと共に、一体となって、よりよい三条を築いていきたいと考えています。
さまざまな歴史と文化が積み重なり、いろいろな折り合いをなし、それぞれが輝いている三条。これからもよりよいまちを目指していくためには、この協議会の存続がぜひとも必要だと考えています。そのためには、みなさまのお力添えが必要です。
みなさまのご発展をお祈り申し上げますとともに、どうかみなさま、今後ともご支援とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
定期総会では、これからの協議会の活動について、みなさまと方向性を共有したいと思います。ご参加のほどよろしくお願いいたします。

2018年1月31日水曜日

博学社連携シンポジウム4「三条通の近代洋風建築群」 開催のお知らせ


三条通には明治から昭和初期に建てられた近代洋風建築が集積しています。この度、近代建築、およびそのまちづくりへの展開に関する専門家、また近代建築の所有者・管理者をお招きし、三条通の魅力を探るシンポジウムを開催することとなりました。歴史都市京都の一側面としての近代洋風建築の魅力を再発見するとともに、まちの資源としていかに維持・活用して行くべきかについて議論を深めます。

2018年1月1日月曜日

謹賀新年


 あけましておめでとうございます。
 みなさまにおかれましては、良き年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 旧年中はさまざまなご支援、ご協力を賜りましたことを、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
 本協議会は、三条通界わい景観整備地区とよばれる、三条通の寺町から新町までの弁慶石町、中之町、桝屋町、菱屋町、梅忠町、御倉町、衣棚町の七つの町内会で構成されています。この七つの町内会は、生祥学区、日彰学区、明倫学区と三つの学区にまたがっており、それぞれの自治会の皆様には、日頃たいへんお世話になり感謝しております。本当に、ありがとうございます。
 さて、昨年を振り返りますと、3月には「平成28年度京都景観賞 景観づくり活動部門」におきまして、優秀賞を受賞いたしました。これもひとえにみなさまのご指導あっての賜物と心より御礼申し上げます。京都景観賞とは、未来に継承すべき優れた都市景観の形成に資するものや市民、事業者等による景観づくりへの活動を称える賞です。従前は、「屋外広告物部門」と「建築部門」を実施されていましたが、昨年は、建築物の高さやデザイン、屋外広告の規制を強化した京都市の新景観政策10周年となる記念に、地域での活動が表彰されることとなり、初めて「景観づくり活動部門」が設けられました。またこの三条通の良いところを守り、より良い方向へ進むことを願い、京都市地域景観づくり協議会の申請をいたしましたところ、6月に認定を受け、「景観まちづくり委員会」を設立し、活動を開始することができました。三条通で建築等を計画されている方は、事前に意見交換会開催申請書をご提出いただくこととなります。意見交換会は、建築主(事業主)さんに三条を理解していただくとともに、地域の景観づくりを一緒に進めていくためのきっかけとなることを目的にしています。このような取り組みが評価され、1015日の京都市自治記念式典にて、「未来の京都まちづくり推進」部門において表彰をしていただきました。
さらに現在、電線地中化・無電柱化にも取り組んでいるところです。一昨年に、「電線地中化・無電柱化推進委員会」を設立し、各町内会、各マンションから推進委員を選出していただき、その実現へ向けて、京都市ならびに関西電力と協議を続けています。実現の際には、道路や街灯なども含め、トータルに道を考えていく必要があります。
このように、当協議会は設立以来、歩車共存道路や街灯などをはじめ、よりよい通りとする活動を続けてまいりました。昨年の京都景観賞優秀賞受賞など、これまでの活動を踏まえ、さらによりよいまちなみの形成を目指し、先人が残してくれた重厚な資産を未来へ繋げていければと考えています。
そのためには、地域にお住まいのみなさまをはじめ、お勤めの方、ご商売をされている方、さらには三条を訪れる方々とともに三条の将来を考えていく必要があります。三条通は地域に関係した方々だけではなく、パブリックな空間としても大きな意味を持っています。そういったことも考えながら、協議会としての活動を進めていかなければなりません。
三条通としての本物は何なのか、本質とは何か、オーセンティシティとは何か、不易流行とは何か、などなど、こういったことを皆で熟議しながら進めていく所存です。
これからも、今までに暮らしの環境と商いの賑わいを共存させてきた知恵を繋ぎ、培われてきた文化の薫りを大切にする「品のあるまちづくり」に裏付けされた景観まちづくりをすすめ、世界の範となる京都のシンボルストリートを目指します。そして現在は、地域の力が試される時代です。さまざまな御意見の上に、私たちとしてどうするのかという、地域のことを当事者として「自分ごと」と捉え、よりよい地域を目指す熱意と行動が必要とされています。そのためには、皆様方のご支援とご協力が必要です。ご町内にお住まいの方をはじめ、三条に関わっておられる全てのみなさまと共に、一体となって、よりよい三条を築いていきたいと考えています。
 さまざまな歴史と文化が積み重なり、いろいろな折り合いをなし、それぞれが輝いている三条。これからもよりよいまちを目指していくためには、この協議会の存続がぜひとも必要だと考えています。そのためには、みなさまのお力添えが必要です。
 みなさまのご発展をお祈り申し上げますとともに、どうかみなさま、今後ともご支援とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

京の三条まちづくり協議会 会長 森本浩行


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