2011年7月24日日曜日

2011年三条通お神輿まつり

還幸祭 2011年7月24日「三条通お神輿まつり」でのお神輿​と丹波太鼓の様子です。太鼓はお神輿が三基通った後から始まり,夜の10時15​分ぐらいまで続きました。今年は三条通烏丸西の千總(伊右​衛門サロン)前にて行いました。





来年は三条通高倉の京都​文化博物館前の予定です。



2011年7月8日金曜日

(株)永楽屋 細辻 伊兵衛さん



s-110402 細辻さん.JPG400年の老舗で新しい京物を創る
現在は室町通三条上ルに本社があり、先月三条の新京極の角にもお店を出しました。手ぬぐいやハンカチ、風呂敷を中心に、着物なども取り扱っています。古くは織田信長の御用商人として絹着物をお納めし、永楽屋という商号と細辻という姓を頂戴し、1615年に現在NTTがある三条烏丸の東北角の地で、「三条永楽屋伊兵衛」として創業しました。当時は太物商と言って、一般の方々が着られる木綿や麻の着物を商っていました。戦後、時代の流れでタオルなどに拡げましたが、あまり業績は思わしくなく、私が入って事業を改革しようと思ったときに、明治初期から昭和初期に当社で制作していた手ぬぐいに注目し、これを復刻しようと思い立ちました。
私は以前、自動車のエンジニアだったこともあり、染色も「ものづくり」という意味で見れば同じだと考えます。日本人の技術力の高さに惚れ込んでおり、真にお客さんに喜んで貰えるものを提供したいと思っています。染めについては、深みのある色、多彩な色、細かい線、滲みのないシャープな切れなどを出すには高い技術力が必要で、当初、私は日本中のトップクラスの職人のお話を聴いて廻って、研究をしました。
さらに品質の面だけでなく、ものづくりにおいて、見て頂いて選んで頂くという点で、視覚的な側面も大事だと思っています。
伝統的な柄や、昭和や大正のモダンな絵、舞妓さんがスキーをしているようなユーモアのある絵などは、その時代だからこそできたデザインで、それも丁寧に復刻していますが、今の平成時代の皆様に喜んで貰えるデザインにも取り組んでいます。
京都を訪れるお客さんにとっては、京都は良くて当たり前ですから、京都の文化を染色に載せて、その期待を裏切らないような、本物の京物を創っていきたいと思っています。

(放送日:2011/04/02)



三条パクチー 内田 泰子さん


s-110507 内田さん.jpgタイの食堂を完全再現した空間

  店前に屋台のある、タイ大衆食堂です。
現地の味と雰囲気を手軽な価格で楽しんでいただいています。もともとタイ料理などが好きで、何度もタイには行っていました。学生時代からの友人が始めた河原町丸太町「タイキッチンパクチー」を手伝ったこともきっかけとなり、今年の2月に三条通御幸町上るに姉妹店としてオープンしました。

 お客様は近くのショップなど地元の方、フラッと入って来られる方が多いですね。                     丸太町タイキッチンパクチーに行ったことがある方や「丸太町の店が気になっていたけど、御幸町三条でたまたま見つけたから」とお越しいただいたりもしています。観光で来られた方ももちろんおられますが、京都の人が多いです。

 タイ料理は辛くて酸っぱいのが特徴です。タイ人のコックが作っていますが、彼らが本気で作ると日本人には辛過ぎてとても食べられませんので、ずいぶん辛さを抑えて作っていると思います。タイ料理が好き、旅行で食べた現地のあの味を食べたい、辛いの大好き、というお客様のオーダーが入ると「ペ、ペ、ペ」と伝えるのですが、「よっしゃ!」という感じで唐辛子を掴んで作ってます(「ぺ」は辛いという意味) 。留学生など、京都に暮らすタイの方も食べに来られます。国の郷土料理を「○○は作れる
か?」と、メニューにないものでもコックに直接注文されています。

 他のタイ科理店と比べても雰囲気が現地風である理由は、屋台や看板、テーブルにイス、皿や箸など細かなものも全てタイから個人輸入して来たからでしょうか。プラスチックのお皿など、日本で買えるものではなかなかあのチープ感は出せません。

 三条通界隈は店も多く、通りを歩かれている方もおしゃれな方が多いのが特徴だと思います。特に、おしゃれに興味がある男性が多い気がします。

 

(放送日:2011/05/07)