2015年5月18日月曜日

「『地域景観づくり協議会』の制度についての勉強会」の報告

◆第27回まちカフェ
 「地域景観づくり協議会」の制度についての勉強会を5月16日(月)に京都文化博物館別館2階にて開催いたしました。
 「京の三条まちづくり協議会」では、地域景観づくり協議会の認定を目指しています。
 京都市の門川さんからは、三条通の界わい景観整備地区のお話と地域景観づくり制度の概要についてお話しいただきました。また、既に認定されている地域である姉小路からは谷口さん、修徳学区からは西田さんにお越しいただき、地域でのこれまでの取り組みについてお話しいただきました。どのように三条を捉え、次世代に伝えていくのか。三条にて生活をし、生業をし、様々な形で関わる私たち一人ひとりがそれぞれに考えていかねばならないことだと感じました。  
 「京の三条まちづくり協議会」は、文化的にも産業的にも豊かな歴史と伝統を有する三条通において、京都市から指定された『三条通界わい景観整備地区』にある寺町通りから新町通までの7つの町内会(衣棚町・御倉町・梅忠町・菱屋町・桝屋町・中之町・弁慶石町)で構成されており、これらの町内に居住、もしくは職務する私たち自身が当事者として、建物やまちなみ等の通りの良好な景観・環境形成を図り、併せて暮らしやすい生活環境を整え、地域の産業および文化の向上に寄与することを目的としています。
 昨年度もこれらの目的を達するために、「お神輿祭り」や「お餅つき」、「まちカフェ」など定例行事を開催するとともに、京都文化博物館との連携による「博学社連携シンポジウムまちミュージアムの文化が結ぶ幸せなかたち」を開催いたしました。また、お店の方が、外国からのお客様とコミュニケーションを図るための冊子も作成いたしました。

さらに、みなさまのご意見を集約して、「交通速度問題」や「電線地中化・無電柱化」などの取り組みを始めました。電線地中化につきましては、昨年11月に臨時総会を開いて合意をいただき、京都市に要望書を提出いたしました。これから、この実現に向かって皆さんで力を合わせていきたいと思います。
 当協議会は、平成7年に設立され、今年でちょうど20周年を迎えます。この間に京都市の政策も随分と変化し、新しい制度も増え、平成19年には景観条例も制定されました。そして、市民にも景観やまちづくりに関する意識が高まり、積極的にまちづくりに取り組む地域がふえてきました。近くでは、姉小路や明倫学区など、さまざまな制度を使って規制を強化し、それぞれ独自のまちづくりを進めておられます。この三条通におきましても、当協議会が「地域景観づくり協議会」に認定されることを目指して、2年前から、勉強会・ワークショップを重ね、皆が大切にしている三条通のイメージから、これからのまちづくりの方向性を考え、「品格ある三条通りを守り育てる・6つの心得」としてまとめたところです。
 今後とも、よりよい三条をみなさまとともに目指していきたいと考えています。
 66日(土)の定期総会では、これからの協議会の活動について、みなさまと方向性を共有したいと思います。定期総会にも、ご参加のほど、よろしくお願いいたします。 

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