2016年11月18日金曜日

「地域景観づくり協議会」認定式

【「地域景観づくり協議会」認定式】
 2016年11月16日,京の三条まちづくり協議会は京都市より「地域景観づくり協議会」に認定していただきました。
 京の三条まちづくり協議会は,三条通界隈景観整備地区に指定されている七つの町内会(弁慶石町,中之町,桝屋町,菱屋町,梅忠町,御倉町,衣棚町)で構成されています。昨年度,設立20周年を迎えました。設立以来,歩車共存道路や街灯などをはじめ,よりよい通りとする活動を続けてまいりましたが,本日の認定を期にさらによりよいまちなみの形成を目指し,先人が残してくれた重厚な資産を未来へ繋げていければと考えています。
 そのためには,地域にお住まいのみなさまをはじめ,お勤めの方,ご商売をされている方,さらには三条を訪れる方々とともに三条の将来を考えていく必要があります。三条通は地域に関係した方々だけではなく,パブリックな空間としても大きな意味を持っています。そういったことも考えながら,協議会としての活動を進めていかなければなりません。そしてそのための計画書の作成にこれからとりかかります。
 三条通としての本物は何なのか,本質とは何か,オーセンティシティとは何か,不易流行とは何か,などなど,こういったことを考えながら進めなければならないことが滲み出るような計画書を作成することによって,50年後には現存する近代建築物群と同じ文化財に仲間入りするような建築物ができることを望んでいます。
 さらに現在,電線地中化・無電柱化にも取り組んでいるところです。実現の際には,道路や街灯なども含め,トータルに道を考えていかないといけません。これからも,今までに暮らしの環境と商いの賑わいを共存させてきた知恵を繋ぎ,培われてきた文化の香りを大事にする「品のあるまちづくり」に裏付けされた景観まちづくりをすすめ,世界の範となる京都のシンボルストリートを目指します。
 未来へ向けて,よりよい三条通とは何なのかを十分に考えながら進めていく所存ですので,みなさまのお力添えのほど,どうぞよろしくお願いいたします。
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